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会長挨拶

ナイチンゲールの言う真の看護職として「COVID-19克服」のための行動を!!

   福井県看護協会長 江守 直美
会員の皆様には、最前線で新型コロナイルス感染症(COVID-19)との戦いにご尽力いただき、深く感謝申し上げます。
令和2年度は、COVID-19のパンデミック(世界的流行)から始まりました。その影響で、東京オリンピック・パラリンピックやナイチンゲール生誕200周年のイベントは延期され、日本看護協会はもとより、福井県看護協会の通常総会も新しい生活様式を取り入れた方法で開催することになります。当協会でも、ピンチをチャンスに変え、オンライン研修やWeb会議・委員会が開催できるように、準備を始めています。
COVID-19対策では、福井県においても夜の街クラスター(小規模な集団感染)が発生し、その追跡や、専用病床の確保、PCR検査センターや簡易宿泊施設の立ち上げなど、当協会も福井県や医師会と「新型コロナ対策医療ワーキング会議」のメンバーに入り、共に対応してまいりました。そして、5月15日、国から出された福井県の緊急事態宣言や福井県医師会が出した医療機関の緊急事態宣言が解除されました。この間、多くの医療機関や行政、在宅など各領域で働く看護職の皆様のご協力・ご尽力により、ようやく第1波が終息を迎えようとしています。しかし、第2波・第3波はこれまで以上の大きな波になる危険もはらんでいます。医療崩壊を招くような大きな波の一つは、他県で発生しているような介護福祉施設や医療機関内で発生するクラスターです。今、福井県がワンチームとなり、杉本知事の言う「第2波への挑戦」として、行政や医師会と共に、第2波に備えた検査体制や教育訓練・人材派遣体制を整えることが重要と考え、調整をしているところです。
くしくも、今年はナイチンゲール生誕200年の「Nursing Now!」キャンペーンの真最中です。ナイチンゲールはクリミア戦争の負傷兵の多くが「戦場のケガではなく、病院の不衛生な環境による感染症の蔓延」で亡くなっていることを知り、徹底した病院の「衛生環境改善」に取り組み、3か月で死亡率を42%から4%にまで減少させました。そして、「看護覚え書き」の中で「真の看護とは、感染を予防すること以外は顧みない」、真の看護職が必要としている唯一の防御策は、以下の3つと述べています。この方法は、現在の新型コロナウイルス対策にも通じています。
  1. 清潔 ➡ 手を石鹼で洗うこと
  2. 開け離れた窓からの新鮮な空気 ➡ マスクを着用し空気の汚染を予防し、「三密」を避ける
  3. < >➡ 新型コロナに感染した患者さんや医療従事者への誹謗中傷・差別をしない
ナイチンゲールの言う真の看護職として「今、私たちがなすべきこと」は何なのでしょうか?今まさに、「Nursing Now!」キャンペーンの目的である、看護職が「COVID-19克服」という健康課題への取り組みの中心に立ち、人々の健康向上に貢献するために「新しい生活様式を自ら実践し、人々が身に着けるための教育・啓蒙活動の主体者となって行動する」ことではないでしょうか。看護職1人1人が、「COVID-19克服」のために行動することを信じ、期待してやみません。
 
                          令和2年5月 吉日
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