会長挨拶
令和7年 会長挨拶
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新年あけましておめでとうございます。
皆様には、お健やかに新春をお迎えのことと心よりお喜び申し上げます。
昨年は、元旦早々に発生しました能登半島地震に対し、当協会からは、1月6日(土)より災害支援ナースを派遣し、その後も医師会JMAT等と共に多くの会員の方々が、被災地の支援に入りました。この、災害支援ナースは昨年4月に施行された改正医療法等により、福井県と各医療機関との間で締結された協定に基づき、災害時や新興感染症発生時に派遣される仕組みとなりました。当協会といたしましては、災害支援ナース育成のための研修や災害発生時等の派遣調整を行ってまいります。
また、昨年の診療報酬改定では、医療機関等で働く看護職をはじめとした医療職の賃上げに繋がるベースアップ評価料が新設されました。しかし、この程度では、昨今の物価上昇や多職種の賃上げには全く及ばないものです。看護職の更なる処遇改善に繋がるように、各医療福祉団体と協力し、各政党や政府に働きかけていきたいと考えています。会員の皆様をはじめ、看護職の皆様の強力なご支援をお願い致します。
さて、現在厚生労働省では、「資格管理システム」や、自身のキャリア情報が閲覧可能となり、ナースセンターからキャリアアップや復職支援に向けた情報提供を受けることもできる「NuPS」の構築が進められています。また、日本看護協会は10年前に策定した2025年に向けた「看護の将来ビジョン」を見直し、2040年を見据えた、新たな「看護の将来ビジョン」を今年の総会で公表する予定です。変化の激しい時代において、これまで同様、人々の「いのち・暮らし・尊厳を まもり支える」という看護の本質を守りながら、若者に魅力ある専門職として看護職を選んでいただけるように、当協会も努力していきたいと考えています。
今年も、当協会は職員一同、会員の皆様の声に耳を傾け、課題解決を目指し取り組んでまいります。会員の皆様、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。